古典期後の法
3世紀中葉から、法文化の刷新が次々に進むような条件が揃わなくなり始めた。政治的・経済的状況が全般的に悪化した。皇帝は政治生命のあらゆる場面で親政の強化を目論み始めた。共和政体の特徴をいくらか留めていた元首政という政治制度も、君主政という絶対君主制に変容し始めた。法学や法を、絶対君主が設けた政治的目標を達成するための道具ではなく、科学とみなす法律家の存在は、新秩序にはうまく適合しなかった。著作はほとんど書かれなくなった。3世紀中葉以降の法学者で名前が知られている者は少ない。法学と法教育は帝国の東側である程度続いたが、帝国の西側では古典期の法の精妙な議論は軽視され、ついには忘れ去られた。古典期の法はいわゆる卑俗法に取って代わられた。古典期の法律家の著作はまだ知られていたものの、新しい状況に適するように書き換えられてしまった。
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