惑星全土を統治するプレッジオ塔州連邦の中央政府軍。連邦政府の最高機関である賢人会議は、顕在化する惑星自体の危機に対処するため、幽閉中だったデューイ・ノヴァク中佐を大佐に昇進させると同時に軍務に復帰させた。軍の指揮官となったデューイは人類の運命をも巻き込みつつ、セカンド・サマー・オブ・ラブという最終目的を目指して邁進する。
ドミニク・ソレル
声 - 山崎樹範
塔州連邦軍統幕本部情報7課所属。少尉、のちに特務大尉[7]。20歳。整った顔立ちの二枚目。デューイの腹心で、アネモネの世話を担当する。わがままでお転婆な彼女に殴られ、蹴られ、噛みつかれ、罵倒されつつ、いつも彼女の身を案じている。重度の方向音痴なのに地図が読めない、死体を見ると吐き気を催してしまうなど、軍人として深刻とも思える欠陥を持つが、頭脳明晰でその戦術眼は確かなものがある。アネモネの事でデューイに苦言を呈した彼は、彼女の愛機ニルヴァーシュ type the ENDの次期操縦者選出を命じる辞令を受けワルサワの地へ赴く。幼くして家族を失った戦災孤児。
ユルゲンス
声 - 小村哲生
塔州連邦軍イズモ隊旗艦イズモ艦長、のちにユルゲンス隊旗艦スーパーイズモ艦長。冒頭から特命でニルヴァーシュを追っており、幾度もゲッコーステイトと相見える事となる。参謀として同行していたドミニクの助言を聞き入れずLFO戦では苦い失策も演じるが、対艦戦では月光号に手傷を負わせ、その手腕を示した。昔気質の軍人で情に厚い。内戦の地ワルサワで妻子を失っている。マリア副長の口振りによると、彼はトレゾア技術研究所にも何か因縁があるらしいが、詳細は不明。終盤ではゲッコーステイトに協力する。
マリア・シュナイダー
声 - 木川絵理子
イズモ隊旗艦イズモ副長、のちにユルゲンス隊旗艦スーパーイズモ副長。冷静で忠実な女性副官として、最後までユルゲンスの下で戦い抜いた。ドミニク、ユルゲンスと共にワルサワへ赴いた際、ノヴァク財団が行っている秘密の人体実験を目の当たりにした。軍の将校達に「ジョイ・ディビジョン」と呼ばれているその街では、実験台となる絶望病の少女には事欠かないらしい。
デューイ・ノヴァク
声 - 辻谷耕史
塔州連邦軍最高司令官[8]、統幕本部アゲハ隊指揮官。中佐、のちに大佐[7]。36歳。数年前、謎の計画「アゲハ構想」を推進させていたが、それが闇へ葬り去られると共にホランドの造反に遭い、幽閉される。しかし「アゲハ構想」の理論がセブンスウェル発生により証明され職務に復帰した彼は、事態に対処すべく特別編成部隊アゲハ隊の指揮を執る。CFSの応用システムによって自身の命を人質にとりつつ、トラパーの影響が及ばない大気圏外の衛星兵器オラトリオNo.8を起動させ、無謀とも思える作戦を敢行した。かつて権力者の父を殺した過去があり、幽閉中には『金枝篇』という書籍を読んでいた。宿敵ホランドは彼の弟である。
アネモネ
声 - 小清水亜美
漆黒のLFOニルヴァーシュ type the ENDのライダー。年齢は不明。ピンク色の長い髪と表情豊かな切れ長の目が印象的な少女。金色の首輪はエウレカとお揃いのデザイン。そのほか様々な場面でエウレカと対比される存在である。デューイを慕っているが、その陰で複雑な感情ものぞかせる。出撃するときは薬物を投与され、かなりキレている。サウスアイレス上空に突如出現した巨大な球状雲、コーラリアンに接触した彼女は、そのゾーンの中で出会った少年レントンに自分の名前を呼ぶよう求めたが、それが彼女自身の意思なのか、他の影響なのかは不明。しばしば頭痛に悩まされる彼女には、常人の致死量の鎮静薬が欠かせない。ガリバーという奇妙な動物のペットを飼っている。
ガリバー
声 - 杉山大
アネモネのペット。モラー目モラー科に属する。顔と手足の先端は黒く、全身を白色の体毛に覆われている。糞を連続的に飛ばす。嫌悪感を示す相手に対して体重が重くなる。物語の終盤において、新たな主とアネモネのために極めて重要な役割を果たす事となる。
チャールズ・ビームス
声 - 小杉十郎太
フリーランスの傭兵。元塔州連邦軍S・O・F第2小隊隊長。妻のレイと共に空船白鳥号の中で生活している。何事にも情熱的な、かなり「濃い」人物。フェイバリットソングは『GET IT BY YOUR HANDS』[9]。ニルヴァーシュとエウレカの捕獲をデューイから依頼され、目下塔州連邦軍の遊撃部隊として行動している。一方、偶然にも月光号を家出中のレントンと知り合い白鳥号へ迎え入れる。そして互いに家族のような幸福なひとときを過ごしていたが、レントンがゲッコーステイトのメンバーであることを知り、別れた。任務を果たすべくレイと共に月光号に潜入するが、ホランドと遭遇、激しい銃撃戦を繰り広げた後、撃たれて死亡。
レイ・ビームス
声 - 久川綾
チャールズの妻。元塔州連邦軍S・O・F第2小隊隊員。跳ねた前髪とキツネ目がチャーミングな若奥様で、手料理が得意。子供が産めない彼女は、それがエウレカとアドロックの引き起こしたセブンスウェル現象の所為だと信じ、エウレカを憎んでいる。行きずりの家出少年レントンと心を通わせるうち彼を養子にしたいと望むが、叶わなかった。突入作戦でチャールズを失った彼女は任務を放棄し、ニルヴァーシュとエウレカを乗せた月光号を強襲、これを道連れにしようとしたが失敗、死亡する。
アゲハ隊(アゲハ少年隊)
声 - 福圓美里、こじまかずこ、加藤英美里、峯香織、山戸恵
デューイが自らの作戦を遂行するために結成した5人のエリート少年部隊。優秀な子供達だが、冷酷な性格である。地殻貫通弾オレンジを星の各所に打ち込み、スカブ・コーラルの中心核の位置を探っていた。オレンジ着弾地点周辺の各都市に甚大な間接被害を及ぼしたが、彼らはそれによる死亡者の数を計数していた。元は内戦の地ワルサワの難民キャンプで拾われた子供達で、過去の心的外傷からかデューイのことを盲信しアネモネやドミニクのことは見下している。
その他
アクセル・サーストン
声 - 青野武
「(有)サーストン工業 ガレヱジ・サーストン」を営むメカニック屋の頑固爺。レントンの祖父。自ら多くを語らないが、そのメカニックの腕前は「サーストンといえば(英雄アドロックでなく)アクセル」と言われる程で、トレゾア技術研究所所長モリタが自身の師匠に挙げる技術者でもある。ガレヱジ・サーストンではマシンのチューンはピーキーに仕上げるのがデフォルトらしく、その伝統はレントンにも受け継がれているよう。アドロックの遺品といわれる謎のパーツ、アミタドライヴを隠し持っていた。また、住民票の記載によると妻のローズは11980年8月19日に死亡している。
アドロック・サーストン
かつて世界を襲ったトラパーの異常発生に伴う大災害、サマー・オブ・ラブから命を賭して人類を救ったと言われる英雄。レントンの父。しかし当時まだ幼かったレントンは彼の事を殆ど知らずに育つ。軍の科学技術者だった彼はスカブ・コーラル研究に関する独自の仮説を唱え、「アゲハ構想」と題する謎のレポートを残していた。住民票の記載によると、11990年9月10日死亡。
ダイアン・サーストン
声 - 玉川紗己子
レントンの姉。早くに両親を亡くしたレントンは彼女を母親のように慕っていた。ホランドの初恋の相手であり、元恋人。父アドロックの研究を引き継ぎ軍で働いていたが、レントンが幼少の頃に突然消息を絶った。
ウーノ
声 - 鈴木勝美
ワゴン車を店舗代わりに、ベルフォレストの街外れで小さなリフグッズの店を開いていた気の良いおじさん。しかし、見ているだけで何も買わない常連の少年以外に客がいなかったため、他の街へと引っ越していった。店では雑誌『ray=out』も販売している。
コーダ、クゼミ、ブラヤ
声 - 赤司まり子、大木民夫、麦人
塔州連邦政府の実質的な最高権力機関、賢人会議のメンバー。普段は衛星軌道上の宇宙ステーションに住み、軌道エレベーターで地上と行き来する。首都でのクーデターに際しコーダを懐柔したデューイはクゼミとブラヤを殺害、連邦政府の実権を掌握した。
ティプトリー
声 - 杉山佳寿子
大地を信仰する宗教、ヴォダラクの信者。柔らかな物腰の老婆だが、年寄りとは思えない華麗な身のこなしでゲッコーステイトと激しい追跡劇を演じた。ホランド達は軍から彼女がテロリストだと聞かされていたが、テロリストではない。しかし一方で、ヴォダラク教徒の一部過激派が都市部などでテロを行っており、ヴォダラクをテロ集団と信じている者も多い。かつてのホランドもその一人。
ウィリアム・B・バクスター
声 - 古川登志夫
森の中で行き倒れていたレントンを自宅まで連れて行き介抱してくれた、人の良さそうな青年。愛称はウィル。妻のマーサは絶望病という不治の病。見渡す限り垣根のない庭先の農園は、ただ草原に種を撒いただけのよう。周囲の大地一面に打ち込まれた地殻変動抑止用の巨大な杭、パイルバンカーを日々抜いている、不思議な人。「人間は大地に生かされている」、「強い風が吹いて大木が倒れても草木はまた立ち上がる」など示唆に富む言葉をレントンに説いた。
マーサ
ウィルの妻。コンパク・ドライヴという不思議な小型装置を見つめ続けたまま意識を喪失する奇病、絶望病にかかっており、夫の介添え無しには食事もままならない。それでも二人は愛し合っており、絶望はしていないとウィルは言う。
モリタ
声 - 小野健一
トレゾア技術研究所所長。同研究所は軍の施設であるが、一技術者としてニルヴァーシュのスペックアップを引き受けた。かつて地中から発掘された可動骨格、アーキタイプを元にライト・ファインディング・オペレーション(LFO)と呼ばれる人型マシンを開発したのがトレゾア技術研究所の技術者達であり、その世界初のLFOがエウレカとレントンの搭乗するニルヴァーシュ type ZERO。しかし同機は何故かエウレカ以外の操縦を受け付けず、同施設ではエウレカの研究も同時に行っていた。
ソニア・ワカバヤシ
声 - 山口由里子
トレゾア技術研究所技術開発部長。以前にエウレカの調査研究をしていたことがあり、ミーシャとは旧知の仲。メガネの似合う白衣のお姉さんであるが、生真面目で少々ヒステリックな性格。
グレッグ・ベア・イーガン
声 - 銀河万丈
世界中の科学者から崇拝を集めるアーキタイプ研究の第一人者。Dr.ベアという愛称のとおり極度の肥満体型で、いつもキャンディーを食べている。ニルヴァーシュのスペックアップに際して助言を与えた。また彼の計算によると、この星における知的生命体の総量は情報量子学で予言される限界値を既に超えており、「クダンの限界」と呼ばれる知的活動の極地的飽和が物理宇宙の崩壊を引き起こす可能性があるという[10]。別れた妻ミーシャの事を今でも「僕のこぐまちゃん」と呼んでいる。
ノルブ
声 - 小山力也、福山潤(少年時代)
ヴォダラク教の高僧。惨劇の地シウダデス・デル・シエロでホランドにこの世界の真実を教え、ゲッコーステイト設立のきっかけを与えた。その胸にはコンパク・ドライヴが埋め込まれ、超自然的な力を持つ。ホランド達はその隠された目的を果たすため、彼の居所を探していた。理由は語られないが40年来の風呂嫌いで、過度のマヨラー。その昔、高僧会による満場一致の推挙を受けて聖者サクヤの世話係となるが、感情を示さない彼女を笑わそうとあれこれ気配りをするうち、彼女を一人の少女として意識するようになり恋に落ちた。
サクヤ
声 - 矢島晶子
ヴォダラク教徒から聖者と呼ばれる、エウレカによく似た少女。現在は蓮の花に姿を変え、ヴォダラクの総本山ヴォダラ宮を結界により守護している。最愛の人はノルブ。聖人として祭り上げられていたため人間らしい感情をほとんど持たなかったが、一人の人間として接してくるノルブとの交流を経て年頃の少女らしくなっていく。およそ40年前、ふたりは未知の空間へと繋がる次元の歪み、グレートウォールの突破を試みるも成功しなかった。しかしそのゾーンの中で彼が名前を呼んでくれたとき、一つになれた気がして嬉しかったと彼女は語った。エウレカとレントンをグレートウォールの彼方へと送るため、二人は超常現象ポロロッカを起こす。
デッカード
声 - 辻村真人
ワルサワにあるノヴァク財団の研究施設でドミニクを出迎えた、小柄な老紳士。その施設では何人もの絶望病の少女達が集められ、謎の人体実験が行われていた。彼の話によると、薬物を使えば絶望病患者の意識を一時的に取り戻す事が出来るが、アネモネは特別だったらしい。彼女がワルサワの街で発見された事も含めて特別な出来事だったと男は語ったが、それ以前の彼女の過去については不明。
カニック
(→メカニック用語、名称の由来)
LFO
LFOとは、本作品世界における全高十数メートルの巨大な人型機動マシンの総称である。正式な名称はライト・ファインディング・オペレーション。通例その操縦者は「パイロット」ではなく「ライダー」と呼称される。この世界において、人間が操縦する全ての機械はコンパク・ドライヴという小型装置が無ければ稼働しないため、LFOのコクピットにも同装置を装着するためのソケットが設けられている。若者の間で人気のあったスポーツ、リフにヒントを得て開発されたボード型の飛行ユニットを使用して空中での高機動運動が可能。中には地上走行形態であるビークル・モードへの変形機構を有する機体も多い。特に軍のLFOはクラフト・ライト・ファイター(KLF)と称され、操縦支援用技術であるコンパク・フィードバック・システム(CFS)を備える。同システム中に蓄積された操縦データがコンパク・ドライヴ経由でライダーの意識にフィードバックされる事によって、本来は高度な技能を要するLFO戦闘が一般の兵士にも可能となった。
すなわち端的に述べると、この世界では以下のような大型ロボットが空中でサーフィンをしながら戦闘を繰り広げる。
ニルヴァーシュ type ZERO(通称 ニルヴァーシュ)
ゲッコーステイト、エウレカとレントンの搭乗機。世界最古のLFO、ゆえにtype ZEROという。左右に座席が並んだ複座機で、その外観は白地に赤いラインのカラーリング。使用する武装はブーメラン型ナイフのみ。当機の専用リフボードは名工の手によるもので、旧型機ながらその飛行速度はターミナス・シリーズを凌駕する。レントンがコンパク・ドライヴとその拡張パーツであるアミタドライヴを装着したことにより、セブンスウェルと呼ばれる現象を発生させた。セブンスウェルの持続時間中は虹色の光柱を発生させながら周囲のトラパー領域が反転、当該領域内においてニルヴァーシュは無敵の破壊力を発揮する。
モンスーノ type 10
塔州連邦軍の現行主力機。機体色はネービーブルー。武装は手持ち式の機関銃、ショルダー・アーマーに固定のレーザー銃2基、肩部ミサイル・ポッドにミサイル4発×2基(通常型のtype10)、肩部ミサイル・ポッド(左)をロングレンジ・レーザー砲に換装した重装備型のtype20,アゲハ隊に配備された特殊装備機VC10などの機種がある。
ターミナス type R606(通称 ロク・マル・ロク)
ゲッコーステイト、マシュー機。機体色は橙。月光号艦載機の中ではニルヴァーシュ以外唯一の複座機であるため、マシューの戦闘使用以外にも日用品の買い出しやストナーを後部座席に乗せての写真撮影などに幅広く活躍する。武装はブーメラン型ナイフと、オプションの腕部装着式ライフル。
ターミナス type R808(通称 ハチ・マル・ハチ)
ゲッコーステイト、ヒルダ機。機体色は水色。武装はフリスビー型ナイフと左肩部のロングレンジ・レーザー砲1門。
ターミナス type R909(通称 キュー・マル・キュー)
ゲッコーステイト、ホランド機。機体色は赤紫。武装はブーメラン型ナイフと左肩部のロングレンジ・レーザー砲1門。当機には降下用のパラシュートが装備されており、専ら救命用として役立った。その特徴的な頭部から、アネモネに「ブサイクさん」と言われた。
スピアヘッド SH-101
ビームス夫妻の所有機。青がチャールズ機、赤がレイ機。腰部の特殊なスカートに飛行モジュール「サーカスマニューバ」が組み込まれており、展開することでトラパー波をとらえることができ、リフボード無しでの空中戦が可能。元塔州連邦軍の新鋭機で、武装は腕部内蔵のナイフ、近接戦用の刺突武器である頭部スピアのほか、本体装甲上をフレキシブルにスライド移動する小口径レーザー4基を備える。
ニルヴァーシュ type the END(通称 ジ・エンド)
塔州連邦軍の少女ライダー、アネモネ専用機(ただしコミックス版ではドミニクも搭乗しているため、アネモネ以外の人間が操縦できないという訳ではない)。機体色は黒。様々なLFOの技術を総結集して生み出された高性能LFOで、そのアーキタイプはニルヴァーシュのそれに極めて近い。専用リフボードは左右に分離してスキーのように滑空する事も出来る特殊な仕様。武装は両腕に収納されたナイフの他、有線リモートでオールレンジ攻撃可能な大型のクロー2基、敵の脳にダメージを与える特殊兵器バスクード・クライシス2門、屈曲しながら敵を追尾するホーミング・レーザー18門×3基[11]。
「バスクード・クライシス」や「バハルク・スウェル」などの多彩な攻撃技も持ち合わせており、type ZEROとの違いもそれとなく表している。
なお本機のベース機はtB303であり、その特異な形状、足の大型ホイールやコクピット等、多く名残を残している。アニメではニルヴァーシュ同様に覚醒し、銀色のボディーになるが最後はオラトリオNo.8の攻撃からアネモネたちを守るためにその体を犠牲にした。
ニルヴァーシュ type ZERO spec2
LFOの骨格となる天然パーツ、アーキタイプの成長という事態に伴い外装をはじめ機体の全面リニューアルを施した、ニルヴァーシュ type ZEROのスペックアップ機。アーキタイプ研究者であるグレッグ博士の助言に基づき、新たに高速飛行形態への変形機構が追加された。武装はやはりブーメラン型ナイフのみ。
ターミナス type B303 デビルフィッシュ(通称 サン・マル・サン)
type R909を失ったホランドが新たな搭乗機に選んだ、「人型機動マシン黎明期における負の遺産」と呼ばれる呪われたモンスター・マシン。機体色はシルバー。リミッターを備えておらず、初期型の極めて危険性が高い「CFS(コンパクフィードバックシステム)」が標準装備されている当機を操縦するには過度の薬物と睡眠促進剤の投与を余儀なくされ、超絶的な運動性能を実現するのと引き替えに操縦者の肉体を蝕んでゆく。凄腕のライダーでも手におえない代物で、トレゾア技研で封印されていた。武装は通常のロングレンジ・レーザー砲2門のほかにホーミング・レーザー8門を備える。バーナーによる大気圏外の飛行も可能。
ニルヴァーシュ type ZERO spec3
エウレカを想うレントンの叫びにニルヴァーシュが反応、備え付けられた機械類と天然パーツであるアーキタイプが融合し顕現した新しい姿。操縦桿などの操作機器は消失し、全方位モニターで囲まれたコックピットには操縦者の体を支持するリング状のアーチが配されている。自らトラパー粒子を放出し、リフボード無しでの飛行が可能。意志を持ち言葉を喋る。武器は胸部の大口径ビーム砲一門。
ワンド エリア ショール 二十世紀 スタス テーブ アニマロジ マクロレ オイスタ ライスワン キック フィー カウツギ バンダナ ディージ オクラ テランセラ タヒボ リーフ 夜汽車 カウチ ふたり星 ユリ最適 時空ド ミリタリー サギソウ トライプ ドーベ メリル プレタク チューブ カムカエ ラッター ソーサー ラクト バック 朝日が昇る ジプサム フェロモア ション デュアル ウォマ フラッシュ ルコア サイホン シンク タイガ デキャンタ ディスコン テーピング
空船
本作品内の世界では、船舶とは空を飛ぶ空船の事を意味する。したがってこの世界の軍艦は基本的に空軍に所属し、海軍は存在しない。一般的な空船の飛行原理は、リフレクション・フィルムを表面に張り詰めた翼がトラパーの反発力を受けて揚力と推力を得るというもの。リフに用いるリフボードも同様の原理で滑空しており、それらの航跡には細い帯状の発光現象がみられる。
イズモ艦
塔州連邦空軍「暁(あかつき)」型護衛艦。ユルゲンス率いるイズモ隊の旗艦。黒い船体色に同隊の識別マークである赤のラインが施された全翼型の空船である。武装はレーザー砲2基、ミサイル発射管8本×2基、爆雷発射機20発×2基、機関砲2門×4基、地上爆撃用の弾薬(焼夷弾)多数。
白鳥号 SL-1200MkI
ビームス夫妻の母艦。元は塔州連邦軍の軍艦で月光号 SL-1200MkIIのプロトタイプにあたるが、サイズは当艦の方が細身でやや小型。船体色は白地にセイロンブルー[12]。劇中で使用された武装は機関砲のみで、それ以外のものは外観からは見て取れず、不明。
月光号 SL-1200MkII
神出鬼没の空賊、ゲッコーステイトの空船。およそ3年前、ホランド達によって奪取された元塔州連邦軍巡洋艦SL-1200シリーズの2番艦。船体色は白地に黄緑。軍上層部にすら極秘裏に開発された特殊部隊用の最新鋭艦で、ロケットブースターにより大気圏外を高速航行する弾道飛行、トラパー・レーダーによる索敵を無力化するステルス装置のコンパク・インターフェアレンサー(CIF)といった特別な機能を有する。ゲッコーステイトのメンバー達にとっては生活の場でもあり、コンビニや大浴場も完備する。武装は3連装主砲×2基[13]、ミサイル垂直発射管24本×4基、大型ミサイル発射管2基。
銀河号
塔州連邦軍銀河艦隊旗艦。軍最高司令官デューイ率いるアゲハ隊の搭乗艦。全長1.5km以上を誇る錐型の巨大戦艦で、船体色は橙。武装はホーミングレーザー10門、地上爆撃用の弾薬のほか、敵の光弾をも跳ね返す最新鋭小型遠隔無人兵器、ビットを装備する。艦載機はニルヴァーシュ type the END1機のみ。
スーパーイズモ艦
トレゾア技術研究所で大幅な改装を施した、イズモ隊旗艦イズモの改造艦。巨大なユニットの前方部にイズモ艦の船体を接合したシルエットをしており、艦のサイズは格段に大型化した。格納庫の増床、ブースターおよびホーミングレーザーが追加され、月光号並みの巡航速度と同艦の5倍の火力を誇る。船体色は深紅。